こんにちは、川越のパーソナルトレーニングスタジオ「TKstudio」の大石です。
ボディメイクに取り組む上で特に難しいのは「美尻を作ること」ではないでしょうか。
それもそのはずで、日本人は骨格的にも美尻を作るのが難しい特徴をしています。
しかし適切にアプローチして正しい努力をすることで、理想のヒップラインを作ることは可能です。
ということで今回は美尻の作り方について発信していきたいと思います。
お尻が垂れる理由
結論からお伝えするとお尻は骨盤が後傾することで垂れてきます。
冒頭で日本人は美尻を作るのが難しいとお伝えしました。
日本では昔から椅子ではなく、畳に座るのが一般的でした。
そうすると座っている間は骨盤は自然と後傾します。また正座をしたとしてもお尻が上を向くような姿勢をとる場面はほとんどありませんでした。
また農作業を主として行ってきた日本では、骨盤も後傾気味にして作業した方が長時間作業できるという背景もあり、自然と骨盤は後傾気味になるように進化してきたという歴史があります。
つまり日本人である以上は普通に生活していると骨盤は後傾しやすくお尻も垂れやすいと言えます。
美尻に重要なのは骨盤前傾
逆にお尻が上を向くような美尻を持つ骨格の方もいます。
海外でも特に狩猟や騎馬で活動していた歴史がある民族ほど、骨盤は前傾してお尻も引き上がっています。
獲物を捕らえたりする上で、骨盤が前傾しているほど、前方向に推進力が生まれて効率よく獲物を捕らえることができるためです。
そのため、美尻を作るには骨盤を前傾（立てる）必要性があるのです。
美尻対策
骨盤が美尻を作る上で重要ということを理解した上で、ここからは美尻を作るためのアプローチについてみていきましょう。
１、骨盤を前傾にした状態を作る
そもそも骨盤を前傾できない方は多いです。
その場で立ち上がり、骨盤を前傾してみましょう。
腰のあたりやお腹周りの筋肉に力が入るのを実感していただけると思います。
それらが骨盤を前傾する上で本来は使われるべき筋肉です。
そのまま日常生活を過ごすことで、骨盤を立てたまま維持する筋肉が強化されます。
しばらく継続することで骨盤が多少前傾した状態が普通にできるようになります。
これでひとまず土台である骨盤がヒップアップのための準備ができました。
このままでは不十分ですので次の章でストレッチやトレーニングの方法を見ていきましょう。
２、ストレッチ、トレーニングを行う
意識的に骨盤を立てるのも大切ですが、意識だけでは限界があります。
そこで邪魔する筋肉はケアをして、引き上げる筋肉は強化していきます。
もも裏の筋肉であるハムストリングスが使われず硬くなると、使いやすい前ももに体重が乗りやすくなり、骨盤は後傾状態になります。
対策はハムストリングスを伸ばすことです。
ハムストリングスを伸ばすことで筋肉の機能が回復して、骨盤を立てた状態を維持しやすくなります。
そして強化する部位はお尻の上部の筋肉です。
お尻は上部を強化するほど引き上がりやすくなります。逆に下部を鍛えてしまうと下にたるんだ形になってしまいます。
お尻のトレーニング方法は動画にて紹介していますので参考にしてください。
３、座り方に気をつける
せっかく美尻を作りやすい環境を整えても、座り方が悪いと元に戻ってしまう場合があります。
体は長時間過ごす姿勢の影響によって形成されるためです。デスクワークの方は特に注意が必要です。
座る姿勢が後傾していると、立っていても後傾してしまいます。
座る際にお尻の下の骨である坐骨で座るように意識をします。
そうすることで骨盤も立てやすくなり座っていても前傾を維持できます。
さらに骨で支えることで、お尻の筋肉が潰れてしまうのを防げます。
お尻が潰れてしまうと血流が悪くなりつつ、固まってしまうので形も崩れやすくなります。
マイナス要因を取り除いて、確実に成果につなげましょう。
まとめ
今回は美尻の作り方というテーマで紹介してきました。
・土台を変える
・筋肉にアプローチする
・日常のマイナス要因を取り除く
というステップを踏むことで効率よく達成することができます。
今までヒップアップがうまくできていなかった方は参考に取り組んでみください。
自分では難しいなどのお悩みがありましたら、当店で徹底的にサポートさせていただきます。
お問いあわせよりお気軽にご相談ください。